井原市七日市町の内科・小児科・皮膚科 ほそや医院

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桜行脚の秋田・新潟ひとり旅(角館編) - ほそや医院

今日から5月、若葉の季節。きらめく光。若いころは初夏がとても好きだった。が、もうすぐ73歳になろうとする自分は鮮やかな緑を見ても美しい花を見ても以前のようなワクワク感が無くなったように思う。この気持ちは、山登りをして麓に向かって足を一歩一歩踏み出したからであろうか。私はこの4月27日から二泊三日で秋田・新潟に行ってきた。幸い天気はとても良かった。最終日の29日は北陸新幹線で東京に着くと雨が降っていた。
そもそも、私がこの旅行を企画した理由はある月刊誌で角館では4月下旬に桜が満開になり近くの田沢湖には水芭蕉やカタクリの花が群生している。そして、乳頭温泉郷には残雪がありブナの木に囲まれた湯煙の上がる乳白色の露天風呂の写真が記事と一緒に掲載されているのを見たからである。この記事を見たのが3月初旬だった。それからというもの、毎日その記事を見ては私の心が揺り動かされたのである。3月末に小田川沿いの桜のトンネルを見るため私の家族孫たちを含めて12人で出かけて桜を鑑賞した。この時も、角館の桜を想像していた。2,3日で旅行計画をまとめ、直ぐに交通機関の指定席券更には宿泊施設の予約もした。乳頭温泉の宿は予約が取れなかったが幸運なことにキャンセルが出て念願の黒湯温泉の予約が取れた。この旅行のことを家族に話すとやはり反対され、最後には元気で帰ってくるという約束で渋々了承していただいた。家内にはこれでまた借りを作ってしまった。
4月27日午前7時10分発の飛行機で羽田空港経由、秋田空港に10時50分に到着し乗り合いタクシーで角館に12時30分に着いた。直ぐに計画通り桧木内川堤に足早に向かった。横田橋から堤の桜並木を見て私は愕然とした。期待してきた桜はほぼ数日前の雨で花は散ってしまい桜のトンネルは壊され花びらだけが地面に叩きつけられていた。さすがにショックだったがすぐに気分を変えて葉桜の桜並木に佇み桧内川の川面を暫く眺めていた。
その後、商家の屋敷である外町から内町にある武家屋敷を散策した。この辺りはまだしだれ桜が花をつけていたのでややほっとした。次回のブログで乳頭温泉郷編、続けて田沢湖編、最後に新潟編を掲載予定なので是非私のブログを見てほしいと思う。

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ANA652便が秋田空港に着陸態勢に入った時に機内から撮影した写真です。

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この写真は青柳家 母屋の写真です。この母屋は、約200年前の建築のままです。雪国特有の廻り縁など武家らしい威厳がありますね。

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これは青柳家の庭にある見事なしだれ桜です。満開の桜を見ることができました。

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この写真は桧木内川堤の桜並木ですが数日前の雨で残念なことに花が散ってしまい御覧のように葉桜になっていました。

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これは桧木内川の桜並木でほんの僅かこの時期に桜の花が残っていた貴重な写真です。

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これは武家屋敷通りのしだれ桜です。このしだれ桜も井原では見ることができないものです。

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佐竹氏の家臣であった石黒家にはこの町で最初の種痘を行った医師高橋痘庵も一族だったとか。この写真は薬医門と黒板塀です。

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私がお昼に古泉洞と言う古風なお店で稲庭うどんを食べました。とても美味しかったです。帰りにお店の人に帳場で記念写真を撮って頂きました。

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これは角館駅のプラットホームに貼ってあった桧木内川の桜並木のポスターを写真に撮りました。もし、7日前に角館に来ていたらこの写真のような桜を見ることができたことでしょう。でも、私の見た桧木内川の葉桜もそれなりに華やかさはないけれどわびさびを感じるものでした。