井原市七日市町の内科・小児科・皮膚科 ほそや医院

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突然死 - ほそや医院

 私が京都は山科にある勧修寺(かじゅうじ)を訪れたのはいつであったろうか。あれは確か風花が舞っていてとても寒い日であった。紫式部とゆかりのあるこの寺は今昔物語の中に記載があります。今年の春は久し振りに京都で内科学会があるのでついでに足を延ばし勧修寺に赴き白壁の築地塀に沿って桜並木の続く参道をゆっくり歩いてみたい。とにかく昨年の暮れから末娘の出産やインフルエンザの流行による多忙な診療で家内も私もゆっくりする時間が取れなかったので、少しゆっくりしたいと思っている。

 ところで、最近よく知っている芸能人の突然死が新聞紙上を賑やかせています。この突然死について今回はまとめてみました。私のブログを読んでくださっている皆様は参考にして健康寿命まで頑張ってください。この突然死の死因は急性心筋梗塞、動脈瘤の破裂や解離性動脈瘤解離などが挙げられます。いずれにしても血管の異常が原因です。血管病変を引き起こす疾患は高血圧症・糖尿病・肥満・高脂血症です。患者の皆様もこれらの疾患のある人は早めの治療をお勧めします。血管の異常をいち早く見つけるためには頸動脈エコーで頸動脈のプラークを確認することが大切です。この検査で将来、脳梗塞や心筋梗塞の発症を予測することができます。当院でもこの検査は保険診療で毎日していますので医師にお尋ねください。これらの危険因子が火薬なら発火剤となるのが急激な寒暖差によるヒートショック、日々の過労やストレスです。血管の動脈硬化や血液の凝固を抑制する食物はイワシやサバに代表される青魚です。もし、毎日青魚が摂取不可能ならEPA製剤(エパデール)の内服がよいと思います。睡眠のとりすぎもよくありませんが5-6時間の睡眠が一番良いようです。汗ばむ程度のウォーキングか水泳などの有酸素運動を週3回程度するのがよいでしょう。

 ところで、私が日ごろ健康に気を付けていることを2,3紹介してみます。先ずは出来るだけストレスをためないように努めています。以前も話しましたが鈍感力と忘却力を身に着ける努力をしています。腹が立つことを言われてもハイハイと言って軽く流し、嫌なことは文章に書いて第三者的に見るようにしています。これが忘却力ですね。晩酌には日本酒なら1合、ワインはハーフボトル、焼酎かスコッチのオンザロックを毎日飲んでいます。運動はスイミングを週2回しています。そして、下手なゴルフを友人としています。風呂上りには青汁を1缶飲み干します。朝食は具たくさんの味噌汁と目玉焼き、サラダ少々とご飯を軽く一膳、昼食はトースト1枚と牛乳です。今のところ、特に身体で悪いところはなく健康に過ごしています。