井原市七日市町の内科・小児科・皮膚科 ほそや医院

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豪雨と私

 今年の夏はいつもとは少し変である。75日の木曜日の夜は家内と私の知人の5人で実は食事会をしていた。福山のお店にタクシーで出かけるとき少し雨が降りかけていたが何も気にすることなくタクシーに乗り込んだ。下車するときは雨が土砂降りとなり私は体が大きいため傘から体が出るためずぶぬれになった。この雨が、実は西日本豪雨の始まりになることをだれが予測できたであろうか。お店で上着を預け席に着いた。美味しい料理が次から次へと出るためお酒も弾みいつになく饒舌となった私。そんな分で帰りのタクシーに乗り込むとすぐに眠りに落ちた。7日の夜は甲子園に野球観戦に行く予定であったが早々と中止の連絡があった。午前中診療をしていたがこの時すでに真備町のほうは小田川が決壊し住宅に水が入り込んでいたことは全く知らなかった。

 いつものペースで診療を終え、テレビを見ながら昼食をしていると、眼前に真備町の状況が映し出され私は愕然とした。まるで、7年前の311日の東日本大震災の光景とダブるところがありびっくりした。取り分けて、私の医局出身の先生が経営している病院が画面に映され知人である院長が病院の屋上から救助を求めている光景を見て愕然とした。患者さんの話を聞いていると私の家のごく近所でも床上浸水となり後が大変で困られている家もあってお気の毒で言葉も出ない。水害のひどい地域の医院の先生方は診療のめどが立たないので閉院を余儀なくするところも出ている。こんな状況を全く理解していなかった私はなんと間抜けな奴で穴があったら入りたい気分である。

 そして、間抜けな話題がもう一つ。それは、台風20号が四国・近畿に上陸する予定である823日に以前から予定していた仲間内の飲み会に倉敷まで行く予定になっていたので笠岡行きのバスの時刻表を見ていると、家内が呆れて「もし、夜になって風が強くなったら無理しないで倉敷に泊まって、朝、診療に間に合うよう帰ってきたら」と口をはさむ。

 山陽本線で倉敷に向かう途中、車窓から見えるどんよりとした曇り空を見ながら「余程の酒好きものだな」とひとりごちた。