2025/12/01
火曜日の診療の後、19時ごろ家内とGLBに乗って広島のマンションに向かう。笠岡インターの近くのラーメン屋さんでいつもの野菜ラーメンを注文して急いで食べる。ここのラーメン屋さんには昔、うちの医院に来てくれる学生さんがアルバイトをしていた関係で今でもよく利用している。小腹を満たした後はひたすら高速道路を走る。東広島インターを降りると約10分でマンションの駐車場に着く。つまり、1時間30分で自宅からマンションに到着することになるので車はとても便利である。マンションの部屋に上がると直ぐに炭酸水をつくってハイボールをまずは飲むことにしている。つまみは南国製菓の塩けんぴかセブンのバタピーのことが多い。ベランダにハイボールを持って出てみると眼下にはマツダスタジアムが見え試合の声援が聞こえてくる。南西の方向を見れば比治山の向こうにプリンスホテルの明かりが見え、その下に見える黒い海に貨物船か客船かは判別不能だがゆっくりと南東に向かっているのがよく見える。北東を見やると新幹線が速度を落として広島駅に到着の準備に取り掛かるのが上から見るとよくわかる。乗客の中には恋人同士、老夫婦それにビジネスマンたちが下車する準備にとりかかっていることだろう。空を見上げると上弦の白い月の周りがほんのり明るく見えその周りには黒い雲が覆っている。私は40階の私の部屋かベランダで見る広島の夜景がとても気に入っている。散りばめられた明かりを見るとなぜか暗澹とした気持ちが不思議と落ち着くのである。
ところで、8月13日ほそや医院の夏休み中に御影の小学校2年生の孫と二人だけで家内と娘それに2歳になるかわいい孫に見送られて広島までの旅が始まった。孫は背中に大きなリュックサックを背負い水筒を斜め掛けにしたいでたちである。私と言えば阪神応援グッズを入れたバックを重たそうに持ち井原駅に向かった。井原線を乗り継いで福山駅で新幹線に乗車するためエスカレータでホームに上がった。孫は新神戸から岡山まで何度も新幹線に乗っているので余裕で到着する新幹線を待っている。
今回の二人の旅はマツダスタジアム開催のタイガース戦の観戦のためだ。広島駅南口のデパ地下で鶏のから揚げと枝豆とおにぎりを買い、レジでの会話。「レジ袋はどうされますか。お箸は二膳いりますか。」「レジ袋はいらない」会計が終わった後、「ありがとう」という会話を聞いた孫が「じじ、袋はいりません。ありがとうございました」と言うほうがいいよと話してきた。そういえば、先ほど行ったおりづるタワーの中でも屋上で孫と二人で景色を見ていたら若い女性が「お二人の写真を撮りましょうか」と言いながら近づいてきた。「撮ってくれるの。ありがとう」と答えた。76歳にもなるとややもすると若い娘さんを見ると応答が横着と言うかため口になってしまう。小学2年の孫とプールに行く前に「じじ、髪をきれいにして服装ももっときちんとしたものを着て履物もスリッパはやめてスニーカーを履いたほうがいいよ」と言う。私もそういわれてはっと気が付いた。仮にも私は医師で患者様を診察しているのだから言葉使いや身だしなみに気を付けようと心底思った。
我が家の前の電柱にカラスが止まっており、そうだそうだと鳴いているようだった。